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2023.09.26

ランニング前のウォーミングアップ、ストレッチ方法

9月になり、ようやく猛暑も一段落してきました。気持ちよく体を動かせるスポーツの季節となります。神戸マラソン(11月19日)にエントリーされた方もみえるでしょう。そこで、今回はランニング前のウォーミングアップ、ストレッチ方法にてご紹介致します。

ランニング前にウォーミングアップ、ストレッチを取り入れることは、循環器系や筋肉の動きを活性化し、優れたパフォーマンスを発揮することにつながります。時には、軽いワークアウトを取り入れることも効果的です。今回は、ランニングのための効率的なウォーミングアップの方法をご紹介します。

ランニング前にウォーミングアップ、ストレッチをするメリット

走る前にウォーミングアップ、ストレッチをすることは、ランナーに多くのメリットをもたらしてくれます。

・筋肉のパフォーマンスを向上させます。
ウォーミングアップは筋肉を刺激し、パフォーマンスを向上させます。

・心拍数をあげます。
ウォーミングアップは血流を良くすることで、運動の前にアスリートの心臓の動きを活発にします。

・ケガのリスクを減らします。
ウォーミングアップやストレッチの多くは、アスリートの敏捷性を向上させ、結果としてケガのリスクを減少させることがわかっています。

ランニング前のウォームアップエクササイズ10

1.ヒールトゥバット
かかとをお尻につける、走る前に行うストレッチエクササイズです。片足ずつ高く上げてその場で行います。これは、足の筋を伸ばして柔軟にし、筋肉を鍛える効果があります。

2.ニートゥチェスト

床に横になり、腰を床に押し付け、ひざを胸の辺りにもってきます。ひざを立てている間、反対側の足をまっすぐに伸ばします。このストレッチで筋肉を鍛えることもできます。

(写真は立って行っていますが、この場合は猫背にならないように注意しましょう)

3.ヒップローテーション
胸を張って背筋を伸ばし、足を肩幅位に開きます。両手を腰に置いて、腰を左から右に円を描くように動かします。この動作を繰り返し、右から左方向も行います。これは、腰の敏捷性と強度を高めるための、腰を伸ばすエクササイズです。

4.フォワード・アンド・サイドランジ
立った状態から、片足を一歩前に踏み出し、90度の角度にランジ姿勢をとります。もう片方の足で同じ動作を行います。これは股関節やひざ関節の筋をのばしつつ、大腿部の筋肉を鍛える効果があります。

5.レッグスイング
壁に手をつくなどしてふらつかないようにした状態で、足首を曲げ、片足を前後に振り、足の筋を無理なく伸ばしましょう。左右の足を変えて行います。

6.マウンテンクライマー
腕立て伏せの姿勢で、体幹に集中し肩から足まで直線になる状態でキープします。そのままの位置で、ひざを片方ずつ胸までもっていきます。このウォーミングアップでは、腹部の筋肉を鍛えることができます。

7.アームサークル
立った姿勢から、両腕を横にまっすぐに伸ばします。時計回りまたは反時計回りに回します。走る前のウォーミングアップにアームサークルを加えることで、腕をほぐして筋肉を鍛えることができます。

8.ニーサークル
両足をそろえて立った状態から、少し曲げたひざをつかみ、両ひざを時計回りに動かしてストレッチします。このエクササイズは、ランニング、ジョギングの前にひざと足首を適度に伸ばし、温める効果があります。

9.ショルダーロール
腕をリラックスさせた状態で立ち、両肩を耳に向かって後方へすくめます。このストレッチを繰り返すことで、肩周りをほぐすことができます。

10.フォワードスキップ
立った状態から、腰の高さまでひざを持ち上げ、もう一方の足はまっすぐな状態にします。この勢いを使って前に進み、着地したら足を切り替えます。このエクササイズによって、ランニング、ジョギングの前に心拍数を上げることができます。

ランニング前のウォーミングアップにはどのくらいの時間をかければいいですか?

ランニング、ジョギングの前のウォーミングアップでは、心拍数を上げ、筋をのばし、筋肉をほぐすことが重要です。では、そのウォーミングアップにどのくらいの時間をかければいいのかというと、実際には個人差があります。一般的には、5~10分間のウォーミングアップで、すべての主要な筋肉群に十分な効果があると言う専門家もいます。

記事提供:株式会社アシックス ASICS Blog