毎日を健康的に過ごすためには、栄養バランスと運動習慣がとても大切です。
【栄養の大切さ】
妊娠中、授乳中は、本人に加えて赤ちゃんのライフステージの最も初期段階での栄養状態を形づくるものになるため、栄養補給が大切です。鉄と亜鉛は、妊娠中に特に意識したい栄養素ですが、多くの女性が十分に摂取できていません。妊娠期の鉄については、①胎児の成長にともなう鉄貯蔵、②臍帯・胎盤中への鉄貯蔵、③循環血液量の増加にともなう赤血球量の増加による、需要の増加があります。※1
年齢別でみると、鉄分の充足率は、妊娠初期の方で72%、妊娠中期～後期の方では30％、授乳期の方では50%となっています（30~39歳女性のデータ）。また、亜鉛に関しても妊娠期初期~後期の方で71%、授乳期65%の充足率となっています。 ※1，2
葉酸に関しても、胎児の神経管閉鎖障害のリスクの低減など、妊娠中は特に大切な栄養素となるため意識して摂取する必要があります。
【運動の大切さ】
妊娠期は座ったり横になって過ごすことが多くなり、どうしても運動不足になりがちです。出産に向けた体力をつける意味でも、適度なウォーキングなどの有酸素運動はとても大切です。また、この時期はお腹が大きくなるにつれて反り腰となる方が多く、妊婦さんの約7割が腰痛に悩んでいらっしゃいます。※3
こうした腰痛予防のためにはストレッチなどの運動で筋肉の緊張を緩和することも効果的です。
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