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2023.01.05

ウェルビーイングがあふれる社会につながるソリューション

最近、「ウェルビーイング」という言葉を目にすることが増えています。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にある」と世界保健機関(WHO)憲章の草案に書かれた言葉ですが、自分にとってのより良い状態(幸福度など)は個々によって異なります。

これまでは、「高齢になっても安心して暮らせる社会」の実現のために地域包括ケアシステムを構築することが提唱されてきました。しかしこれからの時代、重要なのは「提供されるサービスが何か」ではなく、目指したいのは「ウェルビーイングがあふれる社会」なのであって、そのためには自分自身が主体的に「よりよい日常にするためにはどうするか」を考えることが重要だということなのです。

これまでは、「高齢になっても安心して暮らせる社会」の実現のために地域包括ケアシステムを構築することが提唱されてきました。しかしこれからの時代、重要なのは「提供されるサービスが何か」ではなく、目指したいのは「ウェルビーイングがあふれる社会」なのであって、そのためには自分自身が主体的に「よりよい日常にするためにはどうするか」を考えることが重要だということなのです。

例えば、認知症は高齢期に避けて通れない問題のひとつです。全国の多くの地域で高齢化が加速する中、国や自治体がさまざまな仕組みづくりを模索していますが、住民が主体となって地域社会のステークホルダーと協働・連携しながら、地域で暮らす一人一人の日常をどう良くできるか、そこにどういう資源があり、何が必要なのか、という地に足のついた「日常づくり」を実現できることが望まれています。

認知症予防研究の先駆けとなったFINGER研究(1では,運動指導・栄養指導・認知機能訓練・生活習慣管理を通じた複合介入を組み合わせたプログラムで認知機能障害の進行抑制が報告されています。

今後は地域住民の方々と自治体、企業、医療機関が相互補完し合う、真に豊かな「ウェルビーイングがあふれる社会」の実現に向けたソリューションとして、今まで以上にITを活用した予防プログラムが重要となってきています。

(1 FINGER研究・・・ 国立長寿医療研究センター

出典:株式会社トータルブレインケアHP https://tbcare.jp/mail-archive/
記事提供:株式会社トータルブレインケア