不溶性、水溶性、発酵性の関係
食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と、水に溶けない「不溶性食物繊維」の2種類があります。 この2つ以外に「発酵性食物繊維」と言われているものがあり、「水溶性食物繊維」のほぼ全てと、「不溶性食物繊維」の一部が含まれています。
食物繊維はそれ自体も腸内で様々なはたらきをしてくれることで知られていますが、「発酵性食物繊維」は腸内細菌のエサとなり、腸内細菌を元気にしてくれます。
さらに、腸内細菌が「発酵性食物繊維」を食べると、食べた食物繊維は発酵し、短鎖脂肪酸がうまれます。 この「短鎖脂肪酸」も、様々なはたらきをしてくれるのです。
発酵性食物繊維からできる短鎖脂肪酸のはたらき
短鎖脂肪酸は大腸から体内に吸収されて全身へと運ばれ、様々なはたらきをしてくれます。
・腸内を理想的な弱酸性にする
・エネルギーを作り出す材料となる
・腸の粘膜を刺激してぜん動運動を促進する
もち麦には発酵性食物繊維が含まれる
もち麦にはβ-グルカンなど、水溶性食物繊維がたくさん含まれます。
野菜や海藻類にも水溶性食物繊維は含まれていますが、もち麦のおすすめポイントは、ごはんに混ぜるなど「主食」として取り入れられるので、毎日食べやすいこと。 お茶わん一杯(150g)の白米の4割をもち麦にすると、+1.9gの水溶性食物繊維を摂ることができるのです。
■水溶性食物繊維含有量比較(1杯150gあたり)
・白ごはん 0g
・もち麦ごはん 約1.9g
■水溶性食物繊維量(100gあたり)
・もち麦(乾燥) 6.8g
・玄米(乾燥) 0.7g
・ごぼう(生) 2.3g
・さつまいも(皮つき・生) 0.9g
※もち麦:マルヤナギ小倉屋調べ、その他:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
もち麦を食べて食物繊維たっぷりの食生活を
スーパーマーケットのお米売場に白米と一緒に炊くタイプの「もち麦」がたくさん販売されています。 水溶性食物繊維をしっかり摂りたいという場合はそちらがおススメです。
また、もち麦を食べたいけれど、炊くのはめんどうくさい、炊いてみたけどおいしくない…と思ったことはありませんか?マルヤナギの「蒸しもち麦」は、調理が全部やってあるから、あとは「袋をあける」だけ!手軽に食べることができるためおススメです。 しかも原料は「国産」100%、甘みがあっておいしい「キラリモチ」という品種だけを使用しています。