◆筋肉には、体を支え、動かす役割を担う「骨格筋」、血液や尿を運んだり、胃腸を動かす「平滑筋」、心臓の壁をつくる「心筋」があります。3つの筋肉のなかで、レジスタンス運動(筋肉トレーニング)によって鍛えることができるのは、骨格筋です。
◆レジスタンス運動の目的は、筋肉を太く・大きくするだけではありません。筋肉を動かす神経の働きを改善し、動きをよくするのも、重要な目的です。
◆筋肉は、筋繊維の束から成り立っています。私たちはふだん、この筋繊維の20%ほどしか使えていません。レジスタンス運動をすると筋肉を動かす神経の働きがよくなり、筋力を最大限発揮できるようになってきます。見た目の筋肉が大きくならなくても、筋力を高めることができます。
◆また、高齢になっても筋肉を増やすことができます。要介護の高齢者を対象に行った調査では、1時間の運動を週3回続けると、1年間で筋肉が5.5%増加しました。
出典:日本健康マスター検定 公式テキスト 増補改訂版
記事提供:住友生命保険相互会社